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◎簡単になった情報発信
ここ何年かで、インターネットの知識がなくても、SNSなどのネットツールを使うことで個人の情報を発信したり、世界の情報を収集できるようになってきました。今まで、放送免許などを持っていなければできなかったことも、インターネット上では容易にできるようになって来ました。
SNSなどのネットツールは、FacebookやTwitter(マイクロブログ)をはじめ、様々種類があります。ネットツールそのものの使い方さえわかれば、予備知識を勉強せずとも使えてしまいます。今日からあなたも発信者です!
そして、そんなネットツールを使っていると、「これは人に教えなくちゃ」と思えるような、テレビ局が発信したニュースやうわさ、個人から発信されたブログ記事やSNSで発信された記事などを目にする機会が増えてきます。自身が体験した情報だと、これを広く人に伝えたくなります。
最近のネットツールでは、「シェア」や「リツイート」など、情報をひろく拡める機能が搭載されているものが多いです。そして拡められた情報に対する反応も、「いいね」や「さらなるリツイート」で数値化されます。単純に興味を持たれる記事は多くのいいねやリツイートを獲得します。「俺の記事、100いいねもらえたよ!」とか、「1万リツイートされた!記事掲載のお願いが来たよ!」などなどです。ワクワクしますね!
その反響が、記事を探して、その記事を人と共有する原動力となり、興味を持たれそうな記事を発見次第シェアやリツイートをする・・そんな循環が生まれます。
人を幸せにする記事のシェアやリツイートであればまったく問題ないと思いますが、中には、人を不幸にする記事も含まれているのです。
◎その記事は人前で話すことができますか
さて、情報発信を行う上では、その情報が真実なのか(情報の信ぴょう性)、人の名誉を傷つけることはないか(名誉毀損)、人を困らせることはないか(業務妨害)という部分を確認します。
・情報の信ぴょう性
ここで何を真実と定義するのかが重要になるわけですが、皆さんがいつも情報を受け取った時に、何を持って正しい情報としていますか?
(1)お話ししてくれた人が偉い人だからこの人の言うことは正しい
(2)テレビ局の放送する内容だから正しい
(3)信頼しているこの人が書いている記事は全部正しい
答)この中に正解はありません。
基本的に受け取った情報を正しい情報とするためには、自身で情報源に対して本当かどうかを確認をする必要があります。よく、情報の裏をとるといいます。
噂などもそうですが、両方の意見を聞くことが非常に大切です。
とは言っても、ネット上の記事などは実際に情報源に対して正しいかどうかの確認を行うことが事実上不可能ですので、この記事が間違いである可能性があることを自覚しなければなりません。
・名誉毀損
拡散力の高いネットツールへ、人を直接的・間接的に辱めるような投稿をされた場合、してしまった場合、人に与える損害は非常に大きいものになります。
例)清純派有名人xxxさんの場合
例えば、清純派の有名人xxxさんは、「この人はよく道端にポイ捨てする人だ!!酒を飲むとひどい!!」などど、普段一般の人からは見えない部分をネットツールを使って投稿されたとします。
それが本当か嘘かもわからない記事ですが、それを信用する人も出てきます。そして、ネットツールを使って、シェアやリツイートされ、さらに情報が拡散していきます。
世間のイメージを激しく傷つけられる行為で清純派の有名人xxxさんは、精神的に追い込まれてしまう可能性もありますし、もっと悲惨なことになるかもしれません。
ここで問題になる部分ですが、
本当か嘘かもわからない記事を投稿した人がまず問題ですが、その記事の真偽を確認せずにシェアした人も同じように文書に責任を持たされるという部分です。
名誉毀損の訴訟などに発展した場合は、それなりの責任を取る覚悟がなければ、安易な噂や憶測の記事のシェアや投稿などを行わない勇気が、皆さんを守ります。
書いていて思ったのですが、ここの内容は、現実世界での生活においても同じことが言えますよね。
・業務妨害
わかりやすい例えで言いますと、「この店にゴキブリがいた」、「まずくてお金を払う価値がない」など、この投稿を見たお客さんが次にお店に行きたくなくなるような投稿です。このような投稿も、真偽の確認を行わないネットツール利用者によってシェアやリツイートされやすく、妨害行為が拡大しやすいものです。そのお店からしてみれば、いきなり集団リンチに合うようなもので、理不尽な出来事です。このような記事も、安易なシェアやリツイートを行うことで訴訟リスクを背負うことになります。
何点か勝手なモデルを作成し、例として挙げさせていただきましたが、一番大切なことは、ネット上での投稿、ニュース・芸能サイトやテレビなど、一面的な情報だけで安易に信用せずに、その記事の真偽を確認する努力を怠らないことと、もしも違った情報をシェアやリツイートして人を傷つけてしまった際の名誉回復手段を常に考えること、何をおいても、安易な情報拡散をしないことが大切だと感じます。
そして、シェアした記事、嘘だったけど削除したからいいや!が、一番まずいです。
・うさ夫のひとりごと
先日、牛肉の塊を購入したのですが、いざ自分の家でカットしてみるとなると、結構な手間がかかって、最初からカットされているものを買えばよかったなと反省しきりです。小分けでなんとかカットしたものを、ラップに包んで冷蔵庫保管しています。
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