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拡散される「気に食わない」動画
皆様こんにちは。
みなさん、迷惑行為や、迷惑行為に見える動画の拡散、やってしまってませんか?
みんなの気をひきやすく、手っ取り早くいいね数も稼げてバズ要素の多いことがこの手の動画の特徴です。
しかし、この動画、拡散することによってあなたにもリスクが生じる可能性があるのです。
では、具体的にどのようなリスクが生じる可能性があるのか、簡単に挙げていきます。
※これからお話しする内容は、それぞれ架空の事例を例にしてリスクの検証を行います。個別のリスク判定などは専門の弁護士、司法書士などに相談することをお勧めします。
発信・拡散する対価とリスク
例えば、正面から自転車で逆走をして、その場から退かないという内容の動画をSNS上で見かけたとします。
なお、被写体にモザイクなどはかかっていません。
その動画をあなたは口汚い言葉を追加し、リポストして拡散を行いました。
正義の投稿って気持ちいいですよね。
ただ、重大なリスクも発生します。
そこに発生するリスクは以下のように推察されます。
侵害の内容
プライバシーの侵害:
拡散した映像に、自転車を運転している人の顔や特定可能な特徴が映っている場合、その人のプライバシーを侵害している可能性があります。
肖像権の侵害:
映像が被写体本人に無断で公開された場合は、映っている人物の肖像権を侵害する可能性があります。
名誉毀損と侮辱:
映像の内容や公開の仕方が、映っている人の社会的評価を低下させるものであれば、名誉毀損にあたることがあります。また、侮辱的なコメントが添えられている場合も法的な問題となる可能性があります。
拡散者は発信者と違うから問題ない?
基本このリスクは、最初の発信者だけでなく、拡散に協力したすべての人に適用される可能性があります。
発信者ではないから問題ないという論法は通用しません。
自重しなければ重大な結果を招く
最後に、私を含め、SNSで人を追い込むことの重大性を改めて考えていきたいのです。
広く拡散されることにより、被写体は社会的に追い込まれてしまう可能性もあります。
そこで発生した結果はいくら重大であろうと皆は責任を取りませんし、取れません。
「ルールを守らなかった人が悪い?」
では、あなたはその投稿においてルールを守っていますか?
行政も十分な告知と罰則を
合わせて警察など行政サイドでも、ルールを知らない人に向けての告知や摘発活動の強化を実施いただくことで、少しでも不幸な事故を減らしていただきたいとも考えます。
みなさんがいい意味で笑って怒って泣けて、成長できるSNSにしていきたいですね。
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