「Amazonアカウントを更新できませんでした」「24時間以内に確認してください」――こんなメールが突然届いて、ドキッとしたことはありませんか?
結論から言うと、このようなメールのリンクは開かず、無視するのが一番安全です。この記事では、実際に私のところに届いたAmazonを騙る詐欺(フィッシング)メールを例に、見分けるポイントと、届いたとき・騙されてしまったときの対処法をわかりやすく解説します。
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この記事の結論(3行まとめ)
- メール内のリンク・ボタンは絶対にクリックしない
- 気になるときは、公式アプリやGoogle検索から公式サイトを開いて確認する
- 入力してしまったら、すぐにパスワード変更・カード会社へ連絡・警察に相談
詐欺メール(フィッシングメール)とは?
詐欺メール(フィッシングメール)とは、企業などを装って人を騙し、ログイン情報やカード番号などの個人情報を盗み取ろうとするメールのことです。
一目で怪しいとわかるものから、見分けにくい巧妙なものまで様々ですが、今回は多くの方が利用しているAmazonを騙ったメールを紹介します。
【実例】Amazonを騙る詐欺メールの文面
以下は、私のところに実際に届いたメールです(一部改変しています)。
Аmazon お客様 Аma]zon に登録いただいたお客様に、Аmazon アカウントの情報更新をお届けします。 残念ながら、Аmazon のアカウントを更新できませんでした。(1) 今回は、カードが期限切れになってるか、請求先住所が変更されたなど、さまざまな理由でカードの情報を更新できませんでした。 アカウント情報の一部が誤っている故に、お客様のアカウントを維持するため АmaIHZzon アカウントの 情報を確認する必要があります。下からアカウントをログインし、情報を更新してください。(3) -Аmazon ログイン- なお、24時間以内にご確認がない場合、誠に申し訳ございません、お客様の安全の為、アカウントの利用制限をさせていただきます(2)ので、予めご了承ください。 アカウントに登録のEメールアドレスにアクセスできない場合 お問い合わせ: Ama9zonカスタマーサービス。
詐欺メールを見分ける4つのポイント
① 不安や焦りをあおる(1)
「アカウントの情報が更新できなかった」と、疑問や不安を生む理由を挙げています。
② 期限を切って急がせる(2)
「24時間以内に確認がない場合は利用制限」と、考える時間を与えず行動を急がせています。
③ リンクをクリックさせようとする(3)
最終的に「Amazonログイン」のボタンへ誘導します。(クリックしてはいけません!)
④ 文面に不自然な点が多い
よく見ると「Аma]zon」「АmaIHZzon」「Ama9zon」のように、社名の表記がバラバラです。「お客様の安全の為、誠に申し訳ございません」など日本語も不自然です。
ボタンを押すとAmazonそっくりのログイン画面が表示されますが、これは偽物のページです。何度ログインしようとしても、本物のAmazonにはつながりません。
なぜ詐欺メールを送ってくるのか?目的は個人情報の窃取
犯人の目的は明確で、あなたの個人情報を盗むことです。
Amazonはメールアドレスとパスワードでログインします。偽のログイン画面に本物だと思ってこれらを入力すると、犯人のサーバーにID(メールアドレス)とパスワードが保存され、勝手に買い物をされるなどの被害につながります。
さらに「クレジットカードを再登録してください」と進み、カード情報まで入力してしまうと、カード番号まで盗まれて不正利用されるおそれがあります。
詐欺メールに騙されない一番簡単な方法
メールヘッダや送信元ドメインを調べる見分け方もありますが、初心者には難しいのが実情です。そこで一番おすすめなのが、この手のメールは本物か偽物かにかかわらず、メール内のリンクを開かないことです。
「本物のメールだったら?」と心配なときは
次の手順で、メールを経由せずに確認しましょう。
- メールのリンクは開かず、Amazonの公式アプリか、ブックマーク・Google検索から公式サイトを開く
- ログイン後、アカウントサービスや注文履歴にお知らせが出ていないか確認する
- 不安なら、検索で「Amazon 問い合わせ」と調べて公式のお問い合わせページから連絡する

メールのリンクよりも、自分で検索して開いた公式ページのほうが安全です。そこで手順を確認しながら問い合わせを行ってください。
もし騙されて情報を入力してしまった場合の対処法
リンク先でパスワードやカード番号を入力してしまった場合は、すぐに次の対応を行ってください。
- Amazonのパスワードを変更する(同じパスワードを使い回している他のサービスも変更)
- カード会社に連絡し、利用停止や再発行、不正利用の確認を依頼する
- 警察に相談する:警察のサイバー犯罪相談窓口、またはお近くの警察署でも相談できます
よくある質問(FAQ)
Q. 詐欺メールを開いてしまっただけでも危険ですか?
メールを開いただけで被害に遭うケースは多くありません。問題になるのは、リンクをクリックして情報を入力することや、添付ファイルを開くことです。開いてしまっても慌てず、リンクや添付には触れずに削除しましょう。
Q. 届いた詐欺メールは返信したほうがいいですか?
返信は不要です。返信すると「このアドレスは使われている」と知らせることになり、さらに迷惑メールが増えるおそれがあります。削除するか、迷惑メールとして報告しましょう。
Q. 本物か偽物か見分けがつかないときは?
見分けようとせず、メールのリンクを使わずに公式アプリや公式サイトから確認するのが確実です。本当に重要な連絡なら、公式サイトのアカウント画面にも通知が出ています。
まとめ:怪しいメールは「開かない・押さない・入力しない」
- 不安をあおる、期限を切る、ログインを促すメールはフィッシングの定番パターン
- リンクは押さず、公式アプリ・公式サイトから自分で確認
- 入力してしまったら、パスワード変更・カード会社・警察へすぐ連絡
「うさ夫のネットセキュリティ」では、勉強だけでは学びにくいネットの知識を、事例やたとえ話で楽しくお伝えしていきます。今後もぜひご覧ください。
この記事を書いた人:うさ夫
インターネットに関わって30年、Twitterは15年以上利用しているネットジャンキーで、現役のウェブ技術者・デザイナーです。技術は独学で習得し、ネットセキュリティやSNS防衛に役立てています。要望によりネット教室の講師も行っており、お硬い授業は苦手です。
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