【深掘り】TP-Link製ルーター使用禁止を検討・米国連邦通信委員会(FCC)が調査対象に

うさ夫のネットセキュリティ

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皆様おはようございます。

先日、主にセキュリティ関連の話題を取り上げているBleepingComputer.comがTP-Link製のルーターがセキュリティリスクをもたらす恐れがあるとリリースしました。
https://www.bleepingcomputer.com/news/security/us-considers-banning-tp-link-routers-over-cybersecurity-risks/

この件について、現時点で得られる情報をもとに深掘りし、私たちが取るべき対応を検討していこうと思います。

TP-Linkとは何?

TP-Linkとは、中国の深センに拠点を置くネットワーク機器メーカーで、Wi-Fiルーターやネットワークルーター・スイッチ・ホームネットワーク製品などを取り扱っている企業で、格安な製品展開をされているのが特徴の企業です。

TP-Link 日本 - Wi-Fi機器・スマートホーム製品
ティーピーリンクジャパンの公式ウェブサイト。TP-Linkは世界シェアNo.1のWi-Fi機器メーカーです。Wi-Fiル...

今回何が問題になっているのか

そんなTP-Linkは今回何が問題になっているのでしょうか?深掘りしてくと以下の問題が議論されいている状態のようです。

アメリカのTP-Link製品が、国家安全保障上の懸念から標的になっている(中国政府がバックドアやハッキングなどに利用するリスクが指摘されている)

過去の規制の流れからTP-Linkにも何らかの規制が課せられる懸念がある

過去に脆弱性を指摘された経緯がある

といったものになります。

では、この問題について、今とるべき行動は何が正しいのでしょうか?

私たちが取るべき対応

慌てず強い情報に流されない

結論から申しますと、現段階での被害やリスク証拠はないので慌てた行動を取らないことです。

今回の文章はいずれも「可能性レベルの話」になっています。

例えば、「アメリカ政府が中国製機材の使用を禁止する」と情報が流れた後で、この製品にはバックドア(不正侵入口)が仕掛けられているから使用を禁止するのでは?などという憶測を流す方がいらっしゃいますが、それは間違いです。

政府使用の機材などは、極端な話、自国ブランド品で固めるなどのセキュリティ対策が必要な部署は存在します。

定期的なアップデートの実施

また、定期的なファームウェアアップデートを実施することはセキュリティ上のリスクを減らす最善の方法です。

定期的にファームウェアアップデートのお知らせがないかなどを機材公式サイトで確認することをお勧めします。

初期パスワードの変更

意外にできていない対策が、初期パスワードのままネットワーク機器を運用するという事例です。
この状態では、悪意をもって外部から攻撃しようとする人にとって簡単に侵入を許してしまうことになります。

このような被害は、機材使用者の落ち度でもありますので、必ずパスワードは変更しましょう。

根拠をある対策が大切

家庭にネットワーク機器を導入する際にはセキュリティと同時にコストパフォーマンスも重要な決定要素になってきます。そして、安い機材を提供しているメーカーは様々な企業努力を行っているところがほとんどです。

値段に対して機能が良いものは、事前にセキュリティ周りの情報を調べた上で、自分のスタイルに合った活用方法を行うことがQoLを上げていく良い選択かなと感じました。

うさマガでは引き続き情報収集を行います

今回の機材セキュリティに関する情報については、新しい情報が出次第皆様にお伝えしていきますので、引き続きうさマガをご覧いただけますと幸いです。

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本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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