
ポータブル電源、購入検討されている方が一度は考える選択肢の一つとして「聞いたことのない海外ブランド製品」や、「自作系ポータブル電源」があります。
これらの製品は有名メーカーの電源製品と比べると、
非常に安く購入できることが多いです。
しかしこのポータブル電源をはじめとしたバッテリー製品を価格だけで購入を決めると後で後悔することになるかもしれません。
今回、キャンプや防災などで身近にあると便利なポータブル電源について、どのようなことを基準に選べば良いかを防災士の目線でお伝えいたします。
ポータブル電源、表記スペックと実力の乖離
格安製品で最も多いのが、容量や出力のスペック偽装です。
実際に書かれている充電容量と実際の容量がかなり違ったりする事があります。
単三型のバッテリーにおいても容量偽装的なことを行なっているバッテリーメーカーもありますし、YouTubeなどで検証されている動画もあります。
BMS(バッテリー管理システム)の信頼性

ポータブル電源に搭載されているバッテリーを安全に制御するプログラムをBMS(バッテリー管理システム)と言います。
バッテリー製品に火災や発煙のリスクがあります。
そのような状態にならないようバッテリー製品はプログラム制御されています。
多くのブランドはこのような制御システムでバッテリー製品の安全な運用を可能にしていますが、信頼できないメーカーではこのBMSシステム制御が甘かったりする事があります。
また、自家製で組み上げる場合など、BMS導入を怠ったりすると大変な事態になりかねません。
火災が発生すれば、失うものは計り知れません。
製品保証と廃棄の問題

無名ブランドや激安製品などには製品保証の設定が短期間であったり、サポート対応会社へ連絡がつかない等で製品保証が受けられないケースがあります。
また、いちばん見落とされがちなのは「廃棄」の問題です。
ポータブル電源は自治体のゴミ捨て場には出せません。多くの自治体やリサイクル協力店は「JBRC加盟メーカー」以外の回収を受け付けておらず、「捨てたくても捨てられないゴミ」として家に残り続けることになります。
どのような製品を選べば良いのか
ポータブル電源を利用する上でどのようなことを基準に選べば良いかを防災士の目線でお伝えいたします。
安全であること

まずは安全であること。これが一番大事です。
高速充電、小型大容量化が進むバッテリーの世界ですが、何より安全な活用ができることは大変重要です。
信頼のできないメーカー製のバッテリー製品は容量が規定値に満たず十分でなかったり、製品故障が多発したり、火災が発生したりしています。
ごく稀に有名メーカーの製品でも火災が発生する事がありますが、そのようなブランドで事案発生しても、その後の保証対応などは迅速に行われています。
廃棄が可能であること
信じられないかもしれませんが、ポータブル電源はどこでも廃棄できるわけではありません。
多くの自治体やリサイクル協力店は「JBRC加盟メーカー」以外の回収を受け付けておらず、「廃棄したくてもできない」という状況に陥ります。
このままでは、「リスクのある置物」が増えることになります。
最後に

有名ブランドのポータブル電源製品は多くの商品で高額な価格帯に設定されています。
しかし、その価格だけを見て格安製品に流れるのは少し待ってください。
安価な価格に釣られて買ってしまった後に待っているのは、思ったスペックが出せない失望や火災などでの甚大な被害かもしれません。
防災士うさ夫としては、皆さんに安全で信頼のできる製品と共に日々の防災準備をいただきたいと考えています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!

