プロは高額教材を買わない。Webデザイナーを目指すあなたが最初に身につけるべき「検索する力」

うさ夫のネットセキュリティ

はじめに

皆様こんにちは。ウェブ技術者のうさ夫です。

「未経験からWebデザイナーになりたい」 「在宅ワークで、自由な場所で働きたい」

今、そう考えてこのページを見ているあなたへ向けて、この記事を書いています。
その目標はとても素晴らしいものですし、実際にそれを叶えて活躍している人はたくさん世の中に存在しています。

でも、こういったあなたの夢や漠然とした不安に漬け込んでくる悪質な業者が激増していることをご存知でしょうか?

先日、消費者庁から『在宅ワークの求人情報をきっかけに、高額なコンサルティング契約をさせる事業者』に関する注意喚起が公表されました。

「自分は大丈夫」と思っている人ほど危険です。 今回は、Web制作の現場にいる立場として、この「詐欺的な商材の手口」と、そこから身を守り、本当にプロになるために必要な「たった一つのスキル」についてお話しします。

消費者庁も警告、あなた、カモにされていませんか?

これから消費者庁が警告している注意喚起について、典型的な勧誘手口をご紹介します。もし、今の状況がこれに当てはまるなら、すぐに「本当に自分に必要なものなのか」と一度立ち止まってください。

甘い勧誘

インスタグラムやスレッズ、Twitterや求人サイトで「未経験OK!在宅で月収30万」「Webデザインの仕事紹介します」という広告や投稿が表示されます。なんか一発楽に高収入ゲットできそうなキャッチコピーです。

ついつい応募してみたくなる・・その気持ち、わかります。

面接での否定

誰でもできそう・・という理由から気楽に応募後、オンライン面談に進むと「今のあなたのスキルでは仕事を紹介できない」「このままでは通用しない」と不安を煽られます。

通常のビジネスですと、この段階でご縁がなかったということで終了です。でもこのシナリオには続きがあるのです。

高額契約への誘導

なんと、「このサポートプラン(数十万円)に入れば、プロが指導して仕事も確実に紹介できる」「すぐに元が取れる」スクールや商材の契約を迫られます。

「仕事をもらうためにお金を払う」はあり得ない

まじで意味がわかりません。求人に応募したにも関わらず、指導してあげるから金払えって意味不明です。

冷静に考えてみてください。企業が人を雇うとき、求職者に「ここで学びなさい」とお金を請求することは絶対にありません。 「仕事を紹介する条件として、高額な契約が必要」と言われた時点で、それは99.9%、あなたをカモにするための罠です。

また、仕事の案件にフリーランスとして応募していたとしても、前述のような対応では「お前の力は全然足りないからうちで勉強してからね」って言われて金むしられるだけで、何のメリットもありません。

公表されている注意すべき企業名

また、消費者庁の公式サイトでも、具体的な事例や業者名(事例による)が公表されています。まずは一度、自分の目で「公的な情報」を確認してみてください。

【消費者庁Webサイト】在宅ワークの求人情報をきっかけに、高額なコンサルティング契約をさせる事業者に関する注意喚起 https://www.caa.go.jp/notice/entry/044502

なぜ初心者が狙われるのか?

これから厳しいことを言います。被害に遭いやすい人には共通点があります。

それは、「誰かが稼がせてくれる」「お金を払えば、正解(近道)を教えてもらえる」という受け身の姿勢です。

詐欺業者は、人の、あなたの心理状態「楽をして結果を出したい」「自分で調べるのは面倒くさい」という依存心を驚くほど巧みに見抜きます。

「未経験でもすぐに稼げる方法」はありません。
「一度習えば一生安泰なマニュアル」もWeb業界には存在しません。

Webの世界は技術の進歩が速く、昨日の正解が今日は古くなる世界です。

だからこそ、「誰かに答えを教えてもらう」のを待っているだけの人は、いつまで経っても搾取される側になってしまいます。

Web制作者に必要な最強のスキルは「ググる力」

では、このような詐欺に引っかからず、本当にWeb製作者として稼げるようになるにはどうすればいいのでしょうか?

高額なコンサルやスクールに入る前に、絶対に身につけるべきスキルがあります。 それは、Photoshopの操作でもコーディング知識でもありません。

「自分で検索して解決する力(検索力)」です。

私たち現役のWeb制作者も、すべてのコードを暗記しているわけではありません。仕事中に「あれ、これどうやるんだっけ?」と詰まることは日常茶飯事です。

その時、私たちはどうするか? 高いお金を払って誰かに聞くのではなく、Google検索をします。

「わからないことを、自力で調べて解決できる」これこそが、プロにお金を払ってもらえる理由なのです。

50万円払う前に、まずは「検索」してみよう

もし今、あなたが「何を勉強すればいいかわからないから、スクールに入ろうかな」と迷っているなら、その50万円を支払う前に、まずは1週間だけでいいので「独学」に挑戦してみてください。検索してみてください。

無料です。

今インターネット上にはYouTubeや無料の学習サイトや技術ブログに良質な情報が溢れています。

ネットは自分で何かを学ぼうとする人には優しいものです。

検索のコツ

ここで少し検索のコツをお伝えします。もちろん無料ですw
詐欺に遭わないため、甘い検索ワードは外しましょう。

例えば、

「Webデザイン 稼げる」
「在宅ワーク 簡単」
「副業 おすすめ スクール」

こんなキーワードでは話になりません。

あなたからお金を吸い取ろうとする人たちに餌を与えているようなものです。怪しい広告や教材ばかり検索結果に拍子されるようになります。

ですので、次のように検索キーワードを変えてみましょう。

「HTML 初心者 入門」
「バナーデザイン コツ」
「DreamWeaver インストール方法」

これは、学ぼうとする人が自力で情報を探しているときに思いつきやすいキーワードです。
わからない事柄に対して、思い浮かぶキーワードを、「スペース」を挟みながら入力して検索していきます。

このような「技術的なキーワード」で検索すれば、先人たちが残してくれた有益な情報に辿り着けます。

例えば、ホームページがどのように表示されているかを知りたいときは、

「ホームページ 表示のさせ方」

などでも問題ありません。そこから得られた知見を元に、さらに「自分が知りたいキーワード」を検索していってください。

「PHP 何 ホームページ」

こういったキーワードでもさらに知識は深まっていきます。それだけであなたの知識は十分に増えていきます。
もし、検索してもわからなければ、「検索の仕方」自体を検索してみてください。

 「自分で調べて、手を動かして、ひとつのWebページを作ってみた」という経験は、何十万円の怪しいコンサルよりも、あなたの力になります。

「検索窓」こそあなたの最強の武器

「うまい話」は、向こうからは絶対にやってきません。

もし、求人サイトやSNSで「あなたを引き上げます」という甘い言葉をかけられたら、まずは疑ってください。

そして、その業者の名前や電話番号を検索してください。

「〇〇社 評判」「〇〇(サービス名) 怪しい」

と打ち込むだけで、被害にあった方の声が見つかるかもしれません。

「わからないことは、自分で調べる」

この当たり前の習慣をつけることが、詐欺からあなたのお金を守り、そして将来、Webクリエイターとして活躍するための最短ルートです。

では、今からこの画面を閉じて、あなたが知りたい知識を検索してみましょう!

↓↓

Google

最後に大切なことを一つ。

ネットで何か学びを得たときは、「感謝の言葉を忘れずに」お願いします。

うさマガは引き続き、あなたの学びを応援しています!あなたの人生に彩りを!

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