Starlink MINIを運用してみた感想・詳細レビュー

つぶやき

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皆様こんにちは。

前回、Starlink miniを車で使ってみたということで速攻レビューをさせていただきました。

今回は純粋に使ってみての少し細かめの使用感Starlink miniの利用プラン接続に関して問題点などをお伝えできたらと思います。

そんなに長い文書ではないので、ぜひ最後までご覧ください!

開封・同梱物の紹介

到着したStarlink miniの箱の中に入っていた商品構成です。

ACアダプタ

ACアダプタはスターリンク専用と一眼でわかる独特の形状をしています。かなりスタイリッシュですが、少し大きめです。
こちらのアダプタはバレルジャックタイプのメスコネクタが装備されています。

ACアダプタとスターリンクミニを接続するケーブル

ACアダプタとのケーブル接続は、前述した内容の通り、USB等の一般的な規格ではなく、Starlink独特のコネクタとなっています。防水ワッシャのついたバレルジャックタイプとなります。

また、このケーブル以外にも、外部電源へUSB-C接続が可能な防水ワッシャのついた公式ケーブルが販売されていますが、Amazonなどで互換ケーブルも販売されています。私は互換ケーブルを利用しています。

10FT Starlink Mini USB C - DC 電源ケーブル、 衛星用 100W - DC 電源ケーブル、 Starlink Mini USB C ケーブル、65W+ PD パワーバンク用、 防水 Starlink ミニ ケーブルhttps://amzn.to/41k0qY5

ただ、互換ケーブルを使用した場合については、防水性能は保証されません。

自己責任での利用となります。

パイプアダプタ(パイプにスターリンクを固定するアダプタ)

パイプアダプタは、自宅設置など、固定された場所に設置する際に利用することが可能です。
また、Amazonで販売されている三脚用1/4ネジを切ったアタッチメントも販売されていますので、
小型三脚などでスターリンクミニを運用検討されている方は是非以下のAmazonリンクもご覧ください。


Starlink Mini 三脚アダプター -Starlink Mini 用アルミニウム合金マウント - 1/4 -20スレッド - ほとんどの三脚または他のブラケットの修正と互換性があります - パイプアダプターで使用 https://amzn.to/3CWAZlR

これだけです。サイズもミニなら、付属品もミニ(最小限)です。

設置・初期セットアップ

設置場所についてですが、従来の据え置き型スターリンクの場合は、上空の見晴らしが良いか、障害物がないかなど、設置場所をかなり気にしなければなりませんでした。

今回のスターリンクミニでも設置場所の条件としては従来のスターリンクと同じで、
「障害物がない、見晴らしの良い北側向き」 となっています。

ただ、小型筐体ということもあり、移動の際、到着した場所でパッと使うという場面が多くなるかと思いますので、以下の条件で通信可能かを検証していきたいと思います。

屋外設置の場合:視界をどの程度確保する必要があるのか(建物や木々に邪魔されないか)

屋内設置の場合:窓辺に置くならガラス越しでも大丈夫なのか、邪魔になるものはないか

屋外設置の場合

屋外設置の場合は空が広く眺めることができる場所であればどこでもネット接続が可能になります。
厳密に北方向を向かずとも、割と通信をつかんでくれました。

屋内設置の場合

自宅の場合

まず前提として、スターリンクは上空視界が開けている場所が必要です。

屋内設置を検討する場合は、家の中などでは空への視界が天井に阻まれ、天を仰いでも空を見る事は不可能です。

ですので、基本はベランダなどでの運用になるかと考えますが、BSなどの衛星アンテナと違って北側のベランダに設置する必要があります。

戸建てなどの屋根に設置が可能であれば、常に上空視界は広く確保できているため、設置のための方角決定ではあまり苦労する事はないと考えます。

そして、360度空を見ることができない=通信が途切れたりする原因にもなりますので、ベランダなどは南向きの場合はお勧めできません。

車の場合

車の場合は、停車中にStarlink miniをダッシュボード上に置くなどして空が見える場所を確保することで対応できます。

通信はそこそこ良好でした。

屋根などに置くと割と問題なく通信可能です。

ただし、停車中のみ利用可能ですが、移動中は衛星利用は不可とアナウンスされています。
これは日本の電波法規制によるもので、今後柔軟な運用が可能になることを祈りたいです。

セットアップ手順

セットアップに関しては、スターリンクアプリを使用して設定していきます。

ただし、第二世代機のように厳密な位置合わせは必要なく、割と簡単にインターネット通信を行うところまで持っていくことができました。

上空がひらけてさえいれば、割と簡単に通信が行えたという印象です。

性能(速度・安定性・応答速度)

実測値・スピードテスト

ダウンロード/アップロード速度の計測結果ですが、ダウンロードは100Mbpsが頻繁に出ますので、特に日常使いで問題ないスピードです。登りも8Mbps〜20Mbps程度出ており、YouTube動画を見るなどに関しては全く問題なく運用可能です。

応答速度 (Ping)

おおよそ、30msec〜50msecくらいは出ています。ウェブブラウジングの反応速度もなかなか速く、今のところストレスを感じる状況にはなっていません。

安定性

回線切断頻度は普段使いではあまり気にならないレベルかと感じます。
回線切断が気になる場合はアンテナの向きが不適切な場合がありますので、手動でのアンテナ位置調整を行ってみて下さい。

スターリンク ミニのサイズ感

ではここでスターリンクミニのサイズ感をお伝えしていきます。

大きさ・重さ

スターリンクミニは、A3のサイズ感という宣伝が多かったのですが、体感的にはA4サイズを少し広くしたようなサイズ感で、大きめな鞄などに入る、非常にコンパクトな筐体となっています。

このお手軽な大きさのスターリンクミニを見てしまうと、通常版スターリンクを持ち運ぼうという気にはちょっとなれません。。

価格

端末費用は4万円いかない金額となっており、非常に戦略的な値付けだなという印象です。
(Starlink miniの端末価格2025年2月時点では34800円です。)

サービスプランは、ROAM無制限と、ROAM50GBが存在します。
価格は ROAM無制限が11500円、ROAM50GBが6500円です。

運用のしやすさ

Starlink miniの運用のしやすさは、持ち運べるという観点からだと圧倒的に第二世代のスターリンクを超えます。

据え置きが前提だったスターリンクでは、重さもサイズも大きく、今は家の片隅に眠っています。。

その反面、Starlink mini はアンテナ位置の自動調整などは省かれていますので、通信状態が悪い時は自分でアンテナを直接触り、調整を行う必要があります。

キャンプ・車中泊などの移動先での利用

このようなコンパクトな端末になると、キャンプや屋外イベントなどでの利用も想定されます。
また、屋外での利用を行う場合は、スターリンクへの電源の確保が重要です。

Wi-Fiルーターがアンテナに内蔵されているため、ACアダプタ経由ですと平均的に60W程度の電源が必要となっていますので、100WPD電源相当出力が可能なポータブル電源が必要です。

ただ、usb-c接続の場合は実測値で20W程度しか消費していない関係で、モバイルバッテリーでも運用可能です。しかし、PD対応でないと起動しないことがあるなど、機器同士での相性があるようです)

また、移動中の利用は日本国内の電波法の規制により、不可となっています。

メリット・デメリットのまとめ

ここでは、スターリンクミニのメリット、デメリットをまとめていきます。

メリット

・持ち運びがしやすく、設置が容易

・速度が思ったより出る or 安定性が高い

・既存回線とのハイブリッド運用で安心感がある

デメリット

・本体価格や月額料金が高め

・設置場所が制限される(直上に屋根があると通信不可)

・林などの周辺環境次第で速度・切断リスクが変わる

・移動中は利用できない

まとめ・総評

ではこのスターリンクミニがどのような場面でおすすめなのでしょうか?

「固定回線を引くのが難しい環境でも高速インターネットが必要な人」

「4G、5G回線などの電波が弱い移動先で快適なネットを使いたい人」

「離島や山奥などの遠隔地でインターネット環境を整えたい人」

などのような場面でスターリンクの力が生きてくるかなと感じました。

今回、スターリンクミニを使用してみて、衛星アンテナの小型化には目を見張るものがあります。
これからも、このような進化で更なる小型化や、省電力化、ひいては月額料金が割安感を感じるまで下がっていただけることで、スターリンクミニの普及に拍車がかかってくれるといいなと思うところです。

また、YouTubeチャンネルうさ夫チャンネルでは、今回の内容のほか、様々なネットのわかりにくいを少しわかった気になるyoutube動画も掲載していきます。
キャンプチャンネルの、うさ夫チャンネル/キャンプも公開しておりますので、
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本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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