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メリットその1:アクセルとブレーキのふみ間違いが(ほぼ)発生しない
左足ブレーキを実践する一つの理由として、足の役割を物理的に分けてしまうという狙いがあります。
左足はブレーキ操作のみ、右足はアクセル操作のみ、という具合にです。
そうすることにより、咄嗟のブレーキ操作の際には左足で踏む!アクセル操作の際は、
右足がアクセル!という具合に、操作を分担できますので、片足でアクセルとブレーキを操作する等、
走行中は二重の役割を課されることがありません。
(サイドブレーキがフットブレーキ解除となっている車種は停車中に右足ブレーキ操作が必要)
筆者は免許取得時から左足ブレーキを実践しておりますが、
踏み間違いによる事故は一度もありません。
ちなみに左足で誤ってアクセルを操作することは事実上不可能です。
しかし、ここでは「ほぼ」をつけさせていただきました。
なぜなら、そもそも緊急時パニックで体が硬直してしまうことによりブレーキを踏まない可能性も少なからずあるためです。
メリットその2:人力ヒルスタートアシストが可能
急な坂道発進の際に、車体が後ろに下がらないようにするため、
サイドブレーキを引いた後にアクセルを踏み込んでスタートさせることがあると思います。
そんな場所でも、左足でブレーキを踏めば、急坂であっても後ろに下がることなんてありません。
電子的にブレーキを動作させ、人間がブレーキを離しても5秒程度ブレーキが効いた状態になる機能に、「ヒルスタートアシスト」という機能がありますが、それを人力でこなしてしまうことができます。
メリットその3:後退時の段差乗り超えを安全に実施できる
後退時、段差がある場合は、クリープ現象を利用して乗り越えられる程度の低い段差であれば問題になりません。
しかし、少し高めの段差の場合、運転手がアクセル操作を追加して乗り越える必要があります。
その際に、すぐ後ろに壁などがあると、アクセルとブレーキの踏みかえが頻繁に発生し、神経を使いますが、左足ブレーキを使用すれば、左足はブレーキ、右足はアクセル操作に集中することができ、かつ踏みかえが不要となり、安心感が増します。
メリットその4:アクセルとブレーキの踏みかえによるタイムラグを短縮できる
これはアクセル操作時もブレーキが必要かもと思われる場所(例えば市街地等)では
左足をブレーキペダル上に待機させながら、アクセル操作を行うことができるため、
素早い緊急ブレーキ対応が可能となります。
このように、なるべく独自で実践できる安全運転のための施策は実施しておりますが、
踏み間違い事故の他にも、居眠り運転や、スマホ操作による「ながら運転」など、運転時に注意すべきことはたくさんあります。
これ以上、不幸な事故を増やさないためにも、防ぐことができる不安要素は取り除いて、日々の運転を心がけて行きたいです。
こちらは、ペダル踏み間違いを防ぐための参考書籍です。
以上、最後までご覧いただき、ありがとうございました。