顔加工のFaceAppは危険なアプリ?

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

みなさんこんにちは。

最近自分の顔を撮影してその顔データを利用することで様々な着せ替え写真や綺麗な美肌写真などが出力されるアプリが流行っています。

その中でもよく耳にするアプリの一つに、FaceAppというものがあります。読者の皆様は使ったことありますか?

今回は、このFaceAppが利用しても良いものなのか?また利用する上での心構えなどを確認していきたいと思います。

結論から申しますと、一見利用は問題なさそうですが、注意しなければいけない点が存在します。

アプリの開発国はロシア?

このFaceAppを開発した企業は、ロシアのWireless Lab社でしたが、現在はキプロスのFaceApp Technology Limitedで運営されています。

アプリはiPhoneのiOS、AndroidのAndroidOSで使用できます。

撮影した顔写真に対して、様々な衣装やシーンなどを編集し表示することが可能で、加工された画像はSNSなどでアップし、みんなと情報共有することもできます。

考えられるデメリット

メリットは様々な加工写真を手軽に楽しめるという部分ですので、メリットはある程度わかっていることを前提として、デメリットの部分を考えていきましょう。

(ここからは性悪説で考えていきますので、最悪の事態を想定したものとなります。)

収集データがどのように利用されるかの保証はない

開発企業がロシア企業ということで、収集されるデータのプライバシーポリシーが適切に運用されていたとしても、完全に利用されない保証はなく、何らかの形で顔データの情報が流用される可能性を排除できません。

プライバシーポリシーなども熟読の上、ユーザーは顔データを利用される可能性を承知の上でアプリを使用する必要があります。

FaceApp利用規約

顔データは顔認証技術にも使用されるデータ

顔のデータは、顔認証技術にも使用される情報であるため、(悪意があれば)大規模な顔データベースが構築可能ということになります。

無料で使うことができる代わりに、「ある程度フォーマットの揃った貴重な顔データ」を企業に送信することについては、たとえ日本の企業が取り扱うサービスであったとしても抵抗を感じてしまうところです。

FBIの見解

また、アメリカ国防省米国連邦捜査局(FBI)が、FaceAppを含むロシア製のスマートフォンアプリについて、「防諜上の潜在的な脅威となり得る」との見解を示しています。

ちなみに、日本の個人情報保護法では、顔データは認証できるような顔画像であれば個人情報となります。

顔写真系アプリ利用はメリットがデメリットを上回った場合のみ

FaceAppは、特にプログラムにデータ詐取を狙った仕組みなどもなく、アプリの挙動としては問題のないものとなっています。

しかし、取り扱うデータは特にユーザーの判断が必要な顔写真のデータとなります。

そのため、このアプリに限らず、顔写真を送信するなど、個人情報を利用したアプリの使用を検討される際は、アプリの利用で得られるメリットが、考えられるセキュリティ上のデメリットを上回った場合のみ、使用することをお勧めします。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。^ ^

コメント

Amazon プライム対象
タイトルとURLをコピーしました